NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その24◇星野雪子先生の情報倫理、他の授業vol.4 竹澤 伸一

 「情報処理技術者試験」という名の国家試験があります。経済産業省が情報処理技術者としての知識・技能が一定以上の水準であることを認める試験です。ITを利活用する者を対象とした「ITパスポート試験」「情報セキュリティマネジメント試験」に始まり、情報処理技術者の基本的知識・技能を認定する「基本情報技術者試験」があります。星野先生が担当する情報系の科目すべてが、この試験群合格に向けた知識・スキルアップに関係しています。

 当然、情報処理技術者として認定されれば、会社で、職場で、地域で、社会で様々なことに貢献することができます。星野先生曰く、就活で苦労した女子学生が、ある会社に入社後、パソコン(情報処理)の技術を認められ大いに自信をつけ、会社内にとどまらず地域の色々な場所に活躍の機会を得た、ということも起こります。

 星野先生の授業では学部生のアシスタントが活躍しています。15回ある授業の最初の頃は、受講者の中にとんでもない間違いをする学生が出ますが、アシスタントの学生が懇切丁寧に対応し、乗り越えて行っています。すると受講者の間に「できる学生に敬意を表する態度」が広がっていきます。こうした何気ない感情の機微も星野先生は大切にしています。

(つづく)