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◇愛情教育、この指とまれ◇その47◇松下先生・丸岡先生が育てているもの 竹澤 伸一

 過去12回にわたって「松下奈美子先生の社会認識系の授業」と「丸岡稔典先生の社会福祉系の授業」を、それぞれ6回ずつ紹介してきました。名産大の学生の関心度が傑出して高いお二人の授業であるため、異例の長期連載となりました。読者の皆さま、特に高校生の皆さまには、たぶん心の芯に刺さった連載だったのではないでしょうか。それは書き手の竹澤のメルアド(s-takezawa@nagoya-su.ac.jp)に送られてきた高校生と思しき方々からのメールにも表れています。その一端をご紹介します。

 「・・・、私の心に特に響いた言葉。社会認識のピース・歴史を学ぶ意味(松下先生)。対話(コミュニケーション)・お互いの関係づくり(丸岡先生)。私の通う高校にも素敵な先生はたくさんいるけれど、大学の先生でここまで学生の生き方にまで踏み込んで一緒に考えてくださる方々がいるなんて思いもしませんでした。名産大って温かい大学なんですね。」

 私はこう返信しました。「・・・、名産大の先生方は皆さんそうですよ。(中略)松下先生は歴史学をベースにした社会学、丸岡先生は障害学をベースにした社会学。お二人とも学問を究められ、それを目の前の学生の生き方に投影させる優しさをお持ちだから、きっと学生に伝わるんですよ。」

(つづく)