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◇愛情教育、この指とまれ◇その61◇学生を支える日本一の職員 vol.14 経理課、横井久美子さん① 竹澤 伸一

 「経理課という職務なので、ふだん学生さんと接する機会は あまりないんですよ。」と横井さん。それでも経理課は総務課と隣接していて1階の窓口から見えるので、「以前、学生さんが洋服を濡らしてしまい、事務室に助けを求めに来たことがありました。サンダルのヒモが切れてしまって飛び込んで来たことも・・。放って置けないですよね。そんな時は母親代わりに動きますよ。少しでも学生さんの役に立ちたいという気持ちには変わりはありませんから。」

 横井さんは名産大が開学してから、そう遠くない年から勤務しています。その間、少子化の波が大きくなり、学生気質(かたぎ)もずいぶん変化してきたとか。「学生さんと書類のやり取りをすることもあるんですが、素直な方が多くて、ほっとしますね。手続きで迷っている方には、丁寧に何度でも対応します。学生さんの様子から学ばされることも多いですね。」と横井さん。

 「今は経理事務も電算化の時代です。でも昔ながらの紙の伝票方式も味があって良いと思うんですよ。手書きの良さとでも言いますか。学生さんも変わっていく部分と変わらない部分がある。仕事も同じ。不易と流行。その2つのバランスを取りながら、学生さんのために尽くしたいですね。」

(つづく)