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◇愛情教育、この指とまれ◇その84◇坂本先生、松瀬先生が育てているもの 竹澤 伸一

 坂本剛先生、松瀬留美子先生、お二人にお話を伺った、あくまでも私の感想です。坂本先生は、どちらかと言えば「集団から個」を見ているような気がします。反対に松瀬先生は「個から集団」を見ているような気がします。つまり心理学ですから、間違いなく人間関係の解明から入っているわけです。けれどもお二人の人間そのものへのアプローチの仕方は、ベクトル(方向性)が異なるのかなと思いました。それぞれ「社会心理(学)」、「臨床心理(学)」とは、よくぞ言い表したなあと思います。

 また新たな方からメールをいただきました。文面からすると高校の進路担当の先生のようです。「・・名産大って心理学部以上に心理学に本気なんだな、と感じました。高校には少なからず心理学に関心がある生徒がいます。しかし先(注、就活のことか)が見えないので進学に二の足を踏む子も多いです。でも名産大は『ビジネス心理』と言い切ってくれました。しかもなり得る職種も提示してくれました。これは、うちの生徒も含め、安心感が広がると思います。」

 「しかも・・」とこの方。「名産大にはビジネスから離れ、学生に寄り添ってくださる先生もいらっしゃる。素晴らしいバランスですね。」心理学は「個」に寄り添い、ビジネスにも強いのですね。

(つづく)