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◇愛情教育、この指とまれ◇その100◇名産大のリアルな学生像 鈴木克吉くん vol.6 竹澤 伸一

 鈴木克吉くんの「キャラ」はどうやってできあがってきたんだろう?「当意即妙さ」「交渉力」「楽しめる力」「企画力」「表現力」そしてそのすべての根底にある「コミュニケーション能力」の出どころは?

 もちろん元々鈴木くんが持っている素質もあるでしょう。けれども名産大の持つ「個性を育む力」の作用が、間違いなく大きいと思います。つまり「望めば与えられる機会」、「たとえ引っ込み思案でも、声をかけられ力を引き出してもらえる愛情」が、名産大には満ち満ちているのです。

 オープンキャンパスでのできごと。私は、ご参加いただけた高校生とその保護者の皆さまの前で、名産大の「大学概要説明」を行いました。その際、ぜひ「未来の名産大生」に「リアルな名産大生」をナマで見ていただきたいと思い、「学生とのトークショー」を企画しました。真っ先に手を挙げてくれたのが鈴木くんとその仲間たち。この企画を高木弘恵学長に進言すると、即座にOK。つまり「望めば与えられる」のです。

 そして鈴木くんが連れて来てくれた仲間に、若干「引っ込み思案」の学生が。関係教職員も連携して声をかけ、彼は立派に大役を果たしました。名産大は学生1人1人を「表舞台に引き出す」力を秘めています。

(つづく)