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◇愛情教育、この指とまれ◇その106◇名産大のリアルな学生像 金島未来さん vol.4 竹澤 伸一

 今どきの大学では、教職希望であってもふつうに就活(就職活動)はおこないます。もちろん金島未来さんも、特に3年生の後半から取り組んできました。

 民間企業の就活の一般的な流れは、まず説明会等に参加して「行きたい企業」を絞り、エントリーシートを提出して面接に至り、改めて詳細な履歴書を提出して、筆記・面接などの試験に臨む、となります。その企業が優良企業であればあるほど、採用に至るにはいくつものハードルがあるのが一般的です。

 金島さんは言います。「学友会をやってて本当に良かったと思っています。例えば大学祭に取り組んだ時に、短大と合同なので短大のスタッフともコラボします。当然、意見が食い違うことも起こるし、価値観の擦り合わせが必要になります。この過程が間違いなく自分のプロセススキルを育ててくれたと思うんです。この体験を就活の面接で語ったら、相手の方から『人生の財産を得たね』と、とても評価されました。」

 「さらに・・」と金島さん。「司会やパンフづくりは、やっちゃえばやれてしまうんです。でも活動が停滞した場合の、見えない場面での盛り上げ役は案外難しい。私は、そういう時こそ、細かいことに気づくようにして盛り上げ役に徹していました。」

(つづく)