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◇愛情教育、この指とまれ◇その108◇名産大のリアルな学生像 金島未来さん vol.6 竹澤 伸一

 「もともと私は人見知りでした。」と金島未来さん。大学4年生の今のお姿からはとても想像がつきません。一般的に「人見知り」の原因は、「他人から良い印象を持ってもらいたいけど、自分に自信がないから、一歩前に出られない」という心理だと言われています。また「人見知り」はデメリットだけではなく、「用心深さ」「観察の鋭さ」「気配り上手」というメリットもあると言われています。ではなぜ金島さんは「人見知り」ではなくなったのでしょうか。

 「名産大の授業やゼミでのグループワークの積み重ねが、私を少しずつオープンな人間にしてくれたと思います。」と金島さん。本連載でずっとお伝えしているように、名産大ではもはや一方的な講義はおこなわれてはいません。現状、アクティブラーニングばやりで、各大学でも力を入れつつありますが、名産大の授業には表面的なアクティブ性だけではなく、学生1人1人に寄り添った「愛情」があります。グループワーク1つをとっても、学生1人1人の「引き出し」が優しく開けられていくのです。

 「ゼミでもそうですが、毎回授業で顔を合わせる名産大生は、心が許せる仲間だと感じることができました。また、各先生方が、学生同士仲間になれるように、色々演出してくださっています。」

(つづく)