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◇愛情教育、この指とまれ◇その122◇名産大のリアルな学生像 山村一成くん vol.6 竹澤 伸一

 「先生、本当のマナーって何でしょうかね。」ある日ふと山村一成くんに尋ねられました。名産大は「マナー教育」の充実を図っています。ですから学生の口からも、教職員からも自然にこの言葉が出てきます。

 「TPOをわきまえて行動することじゃないかな。例えば名産大では、他の大学にはありがちな授業中の飲食やスマホ、おしゃべりは、まず見られないよね。これなんか、マナーの典型例だと思うんだけど。」と私。

 「はい。それも大事だと私も思います。名産大は、どの授業も気持ちよく受けられますよね。でも、マナーってより深いもののような気がするんです。」と山村くん。

 「へえ、どんな意味で?」と私。

 「最近、卒業間近のせいか、名産大がずっと強調している『社会人基礎力』について考えることが多くなっているんです。特に『チームで働く力』の中の『傾聴力』と『規律性』。グループディスカッションで、自分の意見を言うだけではなく、相手の意見を徹底的に聴くこと。ルールを守って発言すること。これって究極のマナーですよね?名産大にいると、授業だけではなく、あらゆる場面で『社会人基礎力』が学べる気がします。」

 山村一成くん、ご本人が自覚している通り、「社会人基礎力」を体現して、まもなく実社会にテイクオフします。

(つづく)