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◇愛情教育、この指とまれ◇その136◇名産大のリアルな学生像 遠藤匠くん vol.4 竹澤 伸一

 高校の時の監督さんに言われたんですよ。どうせ大学でサッカーをやるなら名産大がいいって。」と遠藤匠くん。4年間、サッカーをやりきった今でも、「その気持ちは変わらない。」そうです。

 「勝った試合より、不思議と負けた試合、それも大敗した試合が記憶に残っているんです。」と遠藤くん。ある大学との試合で0対6で大敗した時のこと。当然、ゴールキーパーである遠藤くんの目前で、ゴールネットが6回揺れたことになります。「もちろん自分のミスもあります。でも、流れの中で絶対防げないシュートもあるんです。問題は、対戦相手にその流れを作られてしまったこと。謙虚になって、敗因を徹底的に分析します。」

 「敗因を徹底的に分析する」のは就活も同じ。「教育実習に行って、教員という職業の大変さに直面しました。子どもたちとのふれあいの中から、一生分の『大切なもの』をもらった気がしています。でも、教員として教壇に立つのはあまりにも実力不足。自己分析の結果、未来に託すことにしました。」

 しかし「いつかはサッカー部の顧問になってみたい気持ち」は持ち続けるとのこと。そのためにも、近隣の社会人チームでプレーを続けるそうです。「結果的に良い就活ができました。サッカーと両立します。」

(つづく)