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◇愛情教育、この指とまれ◇その192◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.2 竹澤 伸一

 突然ですが、私が敬愛しているアーティストである谷村新司さんの楽曲に『陽はまた昇る』があります。出だしはこうです。

 「夢をけずりながら年老いていくことに、気がついた時、初めて気づく、空の青さに・・」ある面、何とも残酷な歌詞です。「夢をけずりながら年老いていく」とは。

 何度かご紹介しましたが、私は30年ほど公立中学校の教員をしていました。年度が改まる度に、子どもたちとの新しい出会いがあります。そこで必ず、「あなたの夢は?」と聴いてきました。でも、思い返すと、子どもたちから年々、「ピュアな夢」が失われていったような気がしています。

 なぜでしょう?読者の皆さまはいかがですか?私は、あと数か月で還暦を迎えますが、夢は両手で数えきれないほど持っています。「夢があるから生きられる。」「夢があるから元気でいられる。」そんな気がしています。

 次回からしばらく、平均19歳の大学1年生の「夢」を、聴き取れた範囲で綴っていきます。高校生の皆さんなら、すぐ上の先輩たちの「夢」です。私は本当に「ダイバーシティー(多様性)」という言葉が好きで、「夢」こそ多様であるべきと考えていきます。

 この「夢を追う」企画は、実は壮大なものです。そのうち2年生、次は3年生、そして4年生へと、順次拡大していきます。

(つづく)