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高大連携授業リポート:愛知県立緑丘高等学校第3回目

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。そんなMEISANの授業を紹介する「授業レポート」。今回はその特別版で、名古屋産業大学と愛知県立緑丘高等学校の高大連携授業、その第3回目をお伝えします。

いつでも自己表現ができる心構えの育成

5月25日(金)、愛知県立緑丘高等学校の3年生をお迎えし、名古屋産業大学との高大連携授業の第3回目が実施されました。担当は第1・2回目に引き続き、竹澤伸一教授です。前々回(4月20日)は「作文対決」、前回(5月11日)は「ES・履歴書講座」に続く、「自己分析講座」になります。
冒頭、竹澤教授は生徒の皆さんに1分間スピーチを求めました。北海道への修学旅行から帰ってきたばかりの皆さんに対して、「修学旅行の一番の思い出」のプレゼンを求めたのです。「インプットよりもアウトプット」を求める竹澤教授の、受講者の虚を突く試みです。作文もES・履歴書も「アウトプット」の表れ。いつでも自己表現ができる心構えの育成に主眼があります。

「自己分析講座」

さて本日のメインディッシュ、「自己分析講座」に移行。比較的知られるようになってきた、「ジョハリの窓」という「自己・他己分析ツール」を使用しました。
原則4人1組になります。まず1人1人が「私は頭が良い」「私には発想力がある」・・、「私はまじめである」「私は慎重である」という、全部で19の「分析項目」に「イエス・ノー」で答えていきます。そして「イエス」がついた項目を優先順位を考えながら6個程度、付箋に番号を記し、伏せて置きます。ここまでが「自己分析」になります。
いよいよ次からが大事。4人組のAさんに対して、残りのB・C・Dさんが、直観を駆使して、やはり6個程度、当てはまりそうな価値を選び、番号を付箋に記して伏せて持ちます。その後、B・C・Dさんに対しても同じことをやります。これが「他己分析」になります。

一巡したらAさんの分から順番に付箋を開示します。「自分も選んだ、他人も選んだ」価値を「開放の窓」に、「自分は選んだけど、他人は選ばなかった」価値を「秘密の窓」に、「自分は選ばなかったけど、他人は選んだ」価値を「盲点の窓」にそれぞれ貼っていきます。
生徒の皆さんは、「3つの窓」に示された「自分の価値」を見て、神妙な表情を見せました。竹澤教授は、「自他共に認めた開放の窓は自信につながります。他の人が認めてくれた盲点の窓も、やはり自信につながります。そして秘密の窓ですが、自己再発見に使ってもらえるとうれしいです。」と評価しました。次回は、この「自己・他己分析」も受けて、より中身の濃い「ES・履歴書づくり」に挑戦します。

さらにMEISANの学びをより詳しく知りたいと思った皆さんは、6月9日(土)のオープンキャンパスに是非お越しください。お申し込みはこちらから。