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◇愛情教育、この指とまれ◇その208◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.18 竹澤 伸一

 長谷川真史(ハセガワ シンジ)くんの「夢」。「私は将来、教師になりたいです。現状では、何の教科の先生になるのかも決めていません。正直私は、中・高等学校と模範的な生徒ではありませんでした。しかし私を受け持ってくださった先生方は、そんな私に、熱心に働きかけをしてくださり、正しい道へと導いてくださいました。だから私は、感謝の気持ちを込めて、頑張って教師になりたいのです。」

 長谷川くんに関わってくださった先生方、長谷川くんはこのように育っていますよ。ここから先は、我々名産大の教職員がバトンを引き継ぐ番です。以前、本連載でご紹介したAくんもそうでしたが、「教師との出会いが、その子の人生を決める」のです。改めて、身の引き締まる思いです。

 何度も書いて恐縮ですが、私はおよそ30年、公立中学校の教師をしておりました。幸いと言って良いと思うのですが、少子化の影響で教師になるのが難しいこの時代に、かなりの数の「元教え子」が教壇に立ってくれています。中には、私の「初志」を引き継いでくれている「元教え子」もいます。「良き教師への憧れから教師を志す」という「教師のバトン」は、確かに存在するのです。

 次回も長谷川くんの物語。もう少し深堀りします。

(つづく)