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◇愛情教育、この指とまれ◇その214◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.24 竹澤 伸一

 「私の夢は、ウェイトリフティングでオリンピックに出場し、金メダルを取って、ウェイトリフティングという競技で得た経験を生かした仕事をすることです。」と語るのは西川輝(ニシカワ ヒカル)くん。名産大のある愛知県の隣県出身のスポーツマンです。

 西川くんもまた、本連載に度々登場する平井一正先生の「人たらし戦術」につかまった人です。元オリンピアンの平井先生。いったい何人のお弟子さんがいるのやら。

 名産大ウェイトリフティング部の部員たちは、とにかく気持ちいいのです。キャンパスのどこで出会っても、立ち止まり、正対し、「おはようございます。」「こんにちは。」と挨拶してくれます。他の運動部員たちも挨拶はすばらしいのですが、ウェイトの方たちは抜きん出ています。わざとらしくなく完全に消化された動作なのです。すでにして社会人基礎力のベースが出来上がっています。ある面、「凡事徹底」。

 もともと西川くんは野球人でした。硬式野球のクラブチームで活躍していました。そのチームの代表の関係者が平井先生と親交があり、西川くんは誘われるままに、名産大のトレーニングルームを訪れたのです。そこで平井先生の殺し文句が炸裂。「西川くん、ウェイトリフティングをやってオリンピックを目指さないか?」平井先生の目に留まるということは、西川くんの中に「ヒカル」ものがあるのです。

(つづく)