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◇愛情教育、この指とまれ◇その216◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.26 竹澤 伸一
山下大輝（ヤマシタ ダイキ）くんの夢。「大学野球で良い結果を残し、社会人野球で活躍したい。」
山下くん。この「夢」に立ち至るまでに、多くの葛藤がありました。「本当に夢がかなうのだろうか？」「名産大の硬式野球部で、全体練習後も、毎日夜、手が震えるくらいバットを振り続けているけど、なかなかボールを遠くへ飛ばすことができないでいる。いつになったら結果が出るのだろうか？」
山下くんは、夜の自主練習で先輩たちに、「どうやったら上手くなりますか？」と聞いたそうです。先輩の一言。「結果も大事だけど、努力することのほうが数倍、大事だよ。焦っちゃいけない。」それ以来、ひたすらバットを振り続けているそうです。
名産大には、「伝承の環境」があります。「伝承」とは、先輩から後輩に確かなものを伝えていくこと。近年、結果を出し続けている名産大硬式野球部にも、山下くんが先輩から日々受け継いでいる「確かな伝承」があるのです。
山下くんの「葛藤」や「迷い」は、おそらく今後も続いていくと思います。そしてその「葛藤」や「迷い」が、山下くんを成長させるのだと思います。大丈夫ですよ、山下くん。名産大は「応援する大学」。今日も明日も、応えてくれる先輩、そして指導者がいます。
（つづく）