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◇愛情教育、この指とまれ◇その217◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.27 竹澤 伸一

 山下大輝くんの、もう1つの「夢」。「高校で教職に就き、コーチ、部長、監督として野球の指導者になってみたい。」

 本シリーズで、「スポーツの指導者になりたい」という「夢」を語る大学1年生は、今までもいましたし、これからも登場します。思うに、自分たちの出会ってきた指導者に共感することが多かった人たちが、「自分も育てていただいたので、今度は自分も後進の育成をしてみたい。」という「正のスパイラル」が起こっているのだろうと思います。

 ところで、(少し話は大きくなりますが)日本におけるスポーツ指導者は、どのような現状になっているのでしょうか?対学生のスポーツ指導者について、(たぶん狭い)私の認識を少し記します。要は、「学校の部活動」か「地域のクラブチーム」かに集約できるのだと思います。そして「部活動」の場合、指導者の多くが教員で、「クラブチーム」の場合は、「教員要件」は必要ないということになります。もちろん「部活動」には「外部コーチ」というものが存在し、「教員ではない監督」も大勢活躍しています。

 今後、山下くんがめざす進路のイメージの1つに、社会人野球の選手として活躍の後、「教員免許も持った指導者」への模索が考えられます。日々の学業と練習との両立が鍵になりますが、充実した学生生活が送れそうですね。

(つづく)