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高大連携授業リポート:愛知県立緑丘高等学校第4回目

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。そんなMEISANの授業を紹介する「授業レポート」。今回はその特別版で、名古屋産業大学と愛知県立緑丘高等学校の高大連携授業、その第4回目をお伝えします。

「ジョハリの窓」による自己再発見

6月1日(金)愛知県立緑丘高等学校の3年生をお迎えし、名古屋産業大学との高大連携授業の第4回目が実施されました。担当は、過去3回に引き続き、竹澤伸一教授です。前回(5月25日)の「自己・他己分析」の演習を受けて、いよいよ本格的に履歴書の作成を行います。「自己・他己分析」の結果を、「企業や役所に対する自己表現・自己開示」に活かすのです。

前回、「自己・他己分析ツール」である「ジョハリの窓」によって、生徒の皆さんは例外なく自己再発見に至りました。例えば、「私には行動力がある」という価値を、私も友人も「イエス」と書いたら、「自他共に認める」となり「開放の窓」に入ります。私は「ノー」なのに友人が「イエス」と書いたら、私にとっては盲点だったので「盲点の窓」に入ります。
反対に、私は「イエス」なのに友人が「ノー」なら、友人(周囲)にはそう見られてなかったということで「秘密の窓」に入ります。「開放の窓」に入った価値に対しては、「相手は自分のことをわかってくれているなあ」となり、「盲点の窓」に入った価値に対しては、「自分では気づかなかったことを気づかせてくれた」となります。「秘密の窓」については、良い意味で努力目標となるかも知れません。すべてが自己再発見につながります。

具体的な企業に向けて履歴書をつくってみる

竹澤教授は、4つの具体的な企業の求人票を用意しました。「製造業を対象にした人材派遣会社」「カジュアルブランド服を販売する店舗運営会社」「シティホテルやビジネスホテルを統括する運営会社」「伝統的な和菓子製造会社」の4社です。いずれも高卒以上の求人で、求められる職種は、「人材コーディネーター」「販売員」「フロント業務員」「菓子製造管理員」となります。ちなみにすべて正社員募集です。
生徒の皆さんが、高卒・短大卒・四大卒いずれの就職希望なのかブラインドの状態で授業は進行しています。そこで今回は、あくまでもシミュレーションとして、全員が高卒で就職するとして、履歴書を書き上げることにしました。竹澤教授は、「全国高等学校統一用紙」(文科省・厚労省・高等学校校長協会監修)という、高卒就職時に使用する「履歴書」を用意していました。生徒の皆さんにとって、ある面、一番の難関は「志望動機」を書き上げることになります。けれども、過去3回の「作文講座」「自己・他己分析講座」によって、「書く術」を身に着けつつあるので、果敢に挑戦していました。
とは言っても、履歴書なんてそう簡単に書けるものではありません。そこで竹澤教授。皆を一斉に集め、その目の前で雛型を一瞬でつくりました。すると俄然生徒の皆さんは動き出します。なんとか時間内に濃い履歴書ができあがりました。次回は、さらにグレードを上げた「自分探し」に挑戦します。

さらにMEISANの学びをより詳しく知りたいと思った皆さんは、6月9日(土)のオープンキャンパスに是非お越しください。お申し込みはこちらから。