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◇愛情教育、この指とまれ◇その235◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.45 竹澤 伸一

 田中碧翔(タナカ アオバ)くんの「夢」。「私の夢は、大学で働くことです。助教、講師、准教授、教授・・と、より上をめざし、自分自身の専攻科目を持ち、研究室を持ち、たくさんの学生に向かって講義を行い、やがては理事として大学を運営していくことです。」

 田中くんの現状のベースとなる科目は、情報系と商業系の科目。高校で誰よりも必死に学んできたという自負があるそうです。ところが、現在もっとも関心を持っているのが心理学。自身の中学校時の不登校体験から、子どもたちが抱える不安について、心理学からアプローチしてみたいそうです。なぜ田中くんが、「子どもたちが抱える不安」に着目したのか。「未来を担う子どもたちに、不安に対する対処法を示し、結果として世の中のために貢献したい」からだそうです。

 名産大に入学してみて、田中くんはすでに気づきつつあるかも知れません。田中くんが大学の研究者になる道を示してくれそうな先生が、少なくとも2人はいます。社会心理学の専門家と、臨床心理学の専門家です。しかも、あえてこういう書き方をしますが、お二人とも心理学をビジネスとコラボさせる視点からとらえている方です。単なる「象牙の塔の心理屋」ではないのです。

 田中くんもご存知の通り、お二人は心理学の自主ゼミも運営されています。どしどし参加して、「心理学的感性」を磨いていってほしいと思います。

(つづく)