NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その241◇名産大新入生の夢をご紹介します。 vol.51 竹澤 伸一

 井本怜也(イモト レイヤ)くんの「夢」。「日本の総理大臣になることが私の夢です。総理大臣になるということは、日本のトップになるということです。総理になりたい理由は2つ。1つは極めて単純。有名になりたいから。私の顔を一目見て、誰だとわかってもらうには、総理大臣になるのが近道。でも、本当の理由はこっち。自分の理想の国をつくりたいから。」

 まったく、稀有壮大(ケウソウダイ)な「夢」です。しかし、こうした「夢」を語る若者は、近年どころか、長い間、とんと見かけなくなっていましたよね。井本くんに会って、久しぶりに爽やかな気分になりました。

 では、「総理大臣になる道筋」を考えてみましょう。1つ手前に、国会議員、できたら衆議院議員になる。そのためには議員秘書になって、「3バン」即ち「地盤・看板・鞄」を受け継ぐ。あるいは有力議員の娘婿になって、後継者をめざす。あるいは、〇〇政経塾のような、政治家養成所に入所して見識を高め、政党の公募に応募して議員をめざす。

 この3つの道筋は、実際に私の教え子や、その友人がたどっている道筋です。いわゆる「政治家のカバン持ち」をし続けることで、政治の世界の裏表を体験し、来るべきチャンスに備えているのです。井本くん、いかがですか?いずれにしても、汗をかかないといけないですよね?

(つづく)