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◇愛情教育、この指とまれ◇その269◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.9 竹澤 伸一

 「大学生活2年目、慣れが出てきて気が緩み、授業を欠席しがちな時がありました。」宮脇正志くんは述懐します。確かに、「慣れ」とは思いの外、怖いものがあります。

 よく聞く「五月病」が、最近は「四月病」になり、長らく定着してきた「夏バテ」に代わって、「春バテ」が話題になるようになりました。「やる気が出ない。」「なんかダルい。」を、よく口にする学生も見かけます。

 「竹澤先生は、いつも元気でうらやましいです。」「この指とまれ、の原稿を、毎日連載していて、それこそバテませんか?」と言われることがあります。私だって、ごくふつうの人間。元気でない時も、バテる時もあります。

 宮脇くんや、他の学生の皆さん、あるいは読者の皆さまに、ご参考になるかどうかはわかりませんが、私の、「慣れからバテ」解消法をご紹介します。

 私には、「初心に帰れる場所」が3か所あります。1つは名産大のキャンパス内に、1つは千葉県のある場所に、1つは発展途上国のある都市に。軽度の落ち込みならキャンパス内で解消させ、中度なら実家に帰った時に訪ね、相当重度なら、日本を脱出してその国を訪ねます。そこに私の「初心=原点」があるからです。

 宮脇くん、もし落ち込む時があったら、初心に帰るといいですよ。

(つづく)