NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その270◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.10 竹澤 伸一

 宮脇正志くんが目指しているもの。テレビ局のプロデューサーです。「察知力」を持ち、「裏方仕事」に魅力を感じている宮脇くんには、打ってつけの仕事かなと思います。

 私には、友人に何人か、テレビ局の仕事に就いている者がいます。プロデューサー、ディレクター、マネージャー、スクリプター、アナウンサー、記者・・等々。思うに彼らに共通している資質(ししつ)は、「伝えることが好き」という感情のようなもの。それがないと、不眠不休で番組づくりをするエネルギーが湧いてきません。

 そして肝心なのが「察知力」。視聴者が何を求めているのか「察知」する。番組制作クルーが、番組を制作しながら、お互いにどんな感情を抱いているのか「察知」する。さらに、もっとも難しいプロデューサーなら、スポンサーつまり番組制作にお金を出す人々が何を要求しているのか「察知」する。まさにテレビの現場は、「察知力」の集合体なのです。

 そこで宮脇くんに提言。例えば身近なところで、ケーブルテレビ等へのインターンシップを考えたらいかがでしょうか。ケーブルテレビは、比較的組織が小さいので、番組制作のための職種の兼業がふつうにあります。大変だけど、一気に色々な角度から、番組制作のノウハウが学べると思います。

(つづく)