NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その272◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.12 竹澤 伸一

 学業と部活動の両立。この問題は、部活動に真面目に取り組む学生の、永遠の課題です。大学生にとっても例外ではありません。

 松原廉くんは、サッカー部の活動に情熱を燃やしています。週末(休日)も含め、サッカー部の活動は、ほぼ毎日あります。一方で大学の授業も、平日は平均して2、3コマ入っています。1コマ90分の授業なので、予習・復習がなかなか大変です。午後の練習が終わり、自分の部屋に戻って、毎日の予習・復習の日々。朝練(トレーニング)のある日もあり、時には睡眠不足に陥ることもあります。

 でも、松原くんは、そんな多忙な日々を「充実している」と言います。高校までの学業と部活動の両立の日々と異なる点が、確実に1つあると言います。読者の皆さま、何だと思いますか?

 高校までの学修も練習も、自分の能力や資質の向上が主目的でした。しかし、何か出口がはっきりしないものでした。けれど名産大での学修や練習は、まだおぼろげな状態ですが、将来の職業に結びついていくのです。大学で学ぶ、大学でプレーする意味は、それが職業に直結することなのです。

 部活動の先輩で、この春、名産大を卒業した何人かの進路を、松原くんはつぶさに見てきました。先輩の生き方は、大変参考になるのです。

(つづく)