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◇愛情教育、この指とまれ◇その279◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.19 竹澤 伸一

 野球人として現在リハビリ中のBくん(仮名)。大学を卒業後も、最低、社会人野球でプレーしたいと願っています。では、社会人野球とは何でしょうか。

 もちろんプロ野球や、セミプロの野球人も社会人野球には違いありません。しかし一般的には、社会人野球とは、「アマチュア野球のうち、社会人がおこなう野球」のことを指します。社会人野球の最上位に位置するのが、「日本野球連盟」となります。

 Bくんが、「最低でも」と目指しているのは、「日本野球連盟」に所属している硬式野球チーム。主に「企業チーム」か、「地域密着型のクラブチーム」となるのでしょう。草野球チームも含めた社会人軟式野球チームは、視野には入っていないのだと思います。

 かつて私は、中学校時の教え子から案内をもらって、都市対抗野球の試合を観戦したことがあります。7月の昼間の試合でしたから、色々な意味で「熱い試合」でした。その教え子は先発ピッチャー。初回に先制点を取られたものの、あとは6回まで無失点で抑え、味方が逆転したので、結果勝ち投手となりました。試合後、彼に聞いてみると、ふだんは総務部広報課勤務とのこと。夕方、早上がりをして練習しているそうです。

 教え子の目は、やりたいことができているせいか、実にキラキラしていました。Bくんにもぜひ味わっていただきたいと思います。

(つづく)