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◇愛情教育、この指とまれ◇その280◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.20 竹澤 伸一

 「1年生の時の教養ゼミで、毎回3分間スピーチを課せられました。1週間に1度、3分間しゃべらなければならないネタを探すのは、けっこう大変なことでしたが、おかげで表現力が身に着いたと思います。」こう語るのは掛布睦生(カケノ ムツキ)くん。名産大が重視しているコミュニケーション能力をさっそく体現しています。

 名産大のゼミ(少人数のクラスのようなもの)は、大きく2つに分かれています。1・2年生は教養ゼミ、3・4年生は専門ゼミ。専門ゼミは、まさしく「卒業研究」と「就職活動」の場ですが、教養ゼミは「大学教育への適応の場」であると言えると思います。

 名産大の「職業教育」が重視しているものに、「社会人基礎力」の育成があります。その一環として、授業でもゼミでも、表現力(アウトプット力)の育成が、様々な方法で試みられています。

 読者の皆さまは「スピーチ」は得意ですか?「スピーチ」は一定の情報や自分の解釈・考えを、決まった時間内に相手に伝える行為です。たぶん最良の価値は「わかりやすさと有用性」。つまり、スーッと心に入ってきて、しかも「聴いて良かった。」と思わせるものです。反対に最悪のスピーチは、だらだらと長く、「聞いて損した」と思わせるものです。

 掛布くんのスピーチ、ぜひ授業の中で聴いてみたいものです。

(つづく)