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◇愛情教育、この指とまれ◇その296◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.36 竹澤 伸一

 福村涼太くんに、「将来の目標は?」と尋ねました。間髪を入れず、「大学を卒業しても、ずっとサッカーを続けることです。」と返ってきました。サッカー愛を素直に表現できる部員に育ててくださっている、名産大サッカー部指導陣に対し、改めて敬意を表したいと思います。

 福村くんのサッカー志向は、3つのパターンに色分けできそうです。1つは「社会人サッカー」で活躍すること。1つは「フットサル」に進出すること。そしてもう1つは、「楽しみながら」サッカーを続けること。いずれにしても、自分のすぐ隣にサッカーのある生活ということになります。

 読者の皆さまは、「生涯スポーツ」という言葉をご存知でしょうか?例えば地域の公民館や体育施設等で、子どもからお年寄りまで、分け隔てなくスポーツを楽しむイメージです。すごく緩い結びつきですが、世代間の触れ合いや、健康寿命を延ばすことが鍵になっています。私が携わる「生涯剣道」も、まさにそれです。

 福村くんのサッカーは、「生涯サッカー」の発想だと思います。福村くんは、サッカーを通じて、必ず何かの形で地域に関わっていくと思います。自分も楽しみながら地域にも関わる。とても豊かな人生になると思います。名産大は、単なるビジネスマンを育てるのではなく、豊かな人生の旅人を育てています。

(つづく)