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◇愛情教育、この指とまれ◇その298◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.38 竹澤 伸一

 平田醇くんは、名産大全体の学生組織である「学友会」に所属しています。所属しているどころか、重要な役割を担いつつあります。

 以前、本連載の「その95から110」で、当時の4年生の、「学友会」での奮闘ぶりをお伝えしました。彼らは、学内・学外の様々なステークホルダー(利害関係者)に対して、全学生を代表する形で日々折衝していました。

 この「折衝」がもっとも必要な場面が、大学祭の準備・実施・総括だろうと思います。かつて私も、大学祭の実行委員を務め、中学校教員として、生徒会行事を盛り上げた経験が多々あるので、「イベントの裏方の苦労・苦悩・・、そして喜び」は、身に染みて知っています。平田くんは2年生。「学友会」代表を陰で支えながら、実務面の交渉(折衝)に突入しているものと思います。

 来る10月13日(土)、14日(日)に、名産大・名経短大合同の大学祭が実施されます。着々と準備は進み、ゼミやサークル単位の出し物も、90%以上は固まりつつある状況です。秋学期を迎えるとすぐ、平田くんたちは、文字通り臨戦態勢となります。仕事で深夜に研究室に残っていると、キャンパス内で出くわすことも起こると思います。

 でも、この状況が、一生の中で得難い体験になります。裏方の地味な仕事を、表立って褒めてくれる人は、そう多くはありません。でもね、平田くんならやり抜くと思います。

(つづく)