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◇愛情教育、この指とまれ◇その316◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.56 竹澤 伸一

 「私の夢は、ぼんやりしていて、まだ形になってはいません。」Dさん(仮名)は、少し寂しそうに言いました。「でも、将来就いてみたい職業について考える時は、自然と心が躍ってくるのを感じています。」

 Dさんには、「3本の柱」があることはご紹介しました。商業・情報系、アスリート系、そして教職系の3本です。今後、どこにより軸足をおくのかを模索していくのでしょう。

 私は、あえてDさんに、「今を精一杯楽しんで。」と言いたいと思います。学ぶことにも、競技をおこなうことにも、仲間と授業をつくることにも、その中に必ず楽しみがあります。精一杯楽しむからこそ、見えてくるものがあるのだと思います。

 Dさんも含めて、名産大の2年生は、遠からず「専門ゼミ」を選択する時期を迎えます。専門ゼミを担当する予定の教員の研究室を、まず個別訪問します。自分の学びたいこと、研究したいことを、ぼんやりとで良いので伝えます。「専門ゼミ」は、卒業研究の指導を仰ぐ教員の選択をするのがメインとなるので、自分とのマッチングを慎重に考える必要があります。

 幸いなことにDさんは、「3本の柱」を持っています。従って、Dさんのサポートができる教員は幅広く存在します。Dさん、これから、むしろ楽しみが増えますよ。ゼミ選択の過程で、自分を発見できるチャンスに出会います。

(つづく)