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◇愛情教育、この指とまれ◇その317◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.57 竹澤 伸一

「高校生の時までは、部活動に完全にのめり込んでいました。でも、大学生になって、思い切ってアルバイトを始めたら、一気に視野が広がったのを感じています。」そう話すのが岸海渡(キシ カイト)くん。一目でわかる、精悍(セイカン)なスラッガーです。

 岸くんは関西出身で、小・中・高と野球漬けの日々を送りました。しかも、高校はあえて他県の強豪校に行き、もまれもまれて過ごしてきました。部活動内でも、日常生活でも、同じ価値観を共有できる仲間と過ごしてきたのです。

 ところが、47都道府県から人が集まる名産大の日々が、昨年から始まりました。大学生なので、ご多分に漏れずオタクのような人もいます。「こりゃあ価値観合わんわ(笑)。」と思えるような学生は、男女を問わず存在します。岸くんは、まずそこで「価値の転換(笑)」をおこないました。そして、学外でアルバイトをすることで、「転換の強化(笑)」をしたと言います。

 改めて思うのは、名産大の日本地図上の位置です。北緯でも東経でも、ほぼほぼ日本の真ん中にあります。だからでしょうか、キャンパス内に東西南北の言語、習慣、文化が集まっている気がします。岸くん、おそらくは学内では、日々異文化に接し、アルバイト先では、じわじわと尾張名古屋に染まって(笑)いるのではないかと思います。

(つづく)