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◇愛情教育、この指とまれ◇その348◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.8 竹澤 伸一

 「特別活動研究」「教師論」「道徳教育の研究」「社会科・公民科教育法」「社会科教育法」「教育方法論」・・。松岡建晟くんが印象に残っているという授業のラインナップです。もちろん、「現代ビジネス学科」の4系統の「ビジネス専門科目」も、それぞれ心に残っているそうですが、「教え方」「教授法」という面では、教職科目が特に印象深いと言います。

 たぶんそれには訳があります。学部の専門科目や教養科目の特徴の1つとして、知識の量を増やすことが挙げられると思います。知識の量が増えることは、学生にとって喜びとなり、視野を拡大させることにもつながります。

 ところが教職科目には、知識拡充以外に、2つの要素があるのです。1つは「学び方を学ぶ」という要素。もう1つは「教え方を学ぶ」という要素です。

 「学び方を学ぶ」のは、「教え方を学ぶ」ための前提になります。近い将来、教育実習に行った時、「学び方を学ぶ」姿勢ができていないと、指導してくださる先生から何も吸収できません。また、「教え方を学ぶ」ことができないと、教室で授業をすることができません。いわゆる一般の科目は、学んで吸収して終わりでも良いのですが、教職科目の場合、「教えるために学ぶ」必要があるのです。

「四元中継」で頑張っている松岡くん、「教えるためにも」学んでいます。

(つづく)