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◇愛情教育、この指とまれ◇その364◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.24 竹澤 伸一

 「野球部のマネージャーを務めるようになってわかってきたことなのですが、マネージメントの世界って、本当に面白いですね。」小塚翔太くんは、目を輝かせて言います。「学校運営に関する授業でも感じたのですが、学校をマネージメントすることは、経営と人材育成を両立することだから、奥が深くて、やりがいがあるでしょうね。」

 私のゼミ生である小塚くんは、現在、極めて困難な道に挑戦しています。なんと高等学校公民科、同商業科、同情報科の3つの教員免許の、同時取得を目指しているのです。何が困難かというと、公民・商業・情報の「教科に関する科目」には、重なりやダブリがいっさいないので、3教科の免許取得のためには、合計90単位以上の科目履修が必要ということです。時間割的には可能ですが、心身がついていけるかが課題です。

 しかも「学校マネージメント」の面白さを考え始めた小塚くん。この段階で、すでに私の意識をはるかに超えています。楽しみでもあり、応援したくもあり、一緒に学んでいきたくもあります。

 先日、私の担当する「社会科・公民科教育法」の授業で、小塚くんは「日本国憲法の制定」に関する授業実践をおこないました(名産大のホームページの記事でも、2回にわたって紹介されていました)。ポイントと本質をとらえるのが巧みな小塚くん、次の授業づくりも楽しみです。

(つづく)