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◇愛情教育、この指とまれ◇その381◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.41 竹澤 伸一

 とても不遜(ふそん)で、かつ傲慢(ごうまん)な言い方になるかも知れませんが、私たち大学教職員は、大学生をあえて「作品」と見立てると、その作品を育てる、プロデューサーであり、ディレクターでもあると、少なくとも私は考えています。

 冒頭に、このように書く理由は、次のようなメールをいただいたからです。「本連載で、竹澤先生は、数人の匿名希望の学生も含め、60人を超える学生の紹介を、毎日続けています。自分に置き換えて考えると、到底できることではありません。どうしてこんな超人的なことができるのですか?その原動力となっているものを教えてください。」同趣旨のメール等は、30件を超えています。

 私が「超人」かどうかは別として、このご質問へのお答えは、以下のようになります。「大学ができることは、学生さんの成長を後押しすること。まさにこの1点に尽きると思います。喩えるならば芸術家が、手塩にかけて作品づくりをするのに似ています。その学生さんたちの成長ぶりを、名産大ホームページの一角をお借りして、いわゆる世間に向かって毎日アピールしているのは、名産大が創り上げている『作品』を、広くプロデュースするためです。俗な言葉で言えば、素晴らしい『作品』を売り込むためです。だって大学が、社会に提供できるのは、『作品としての学生』ですから。」

 次回から、また「学生プロデュース」に徹します。名産大では、お預かりした学生が確かに育っています。それが名産大ができる社会貢献です。

(つづく)