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◇愛情教育、この指とまれ◇その382◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.42 竹澤 伸一

 「名産大に来る前までは、自分が興味を持つか、自分のやっていることと共通点があるか、そんな人たちとしか会話する機会がありませんでした。」三ノ宮弘貴(サンノミヤヒロキ)くんは 、そう振り返ります。「でも、名産大に来て身に着いたのは、自分と接点がなさそうな人たちとも、自然に心を開いて会話できることですかね。名産大には、このナチュラルさが満ち満ちていますね。」

 三ノ宮くんは、関西のとある県の大都市出身。たぶん、都会暮らしで大勢の人の中で、「人と話すことは好き」という感性を磨いてきたのだろうと思います。そんな「話好き」の三ノ宮くんでさえ、名産大の「ナチュラル・トーク・ネットワーク」は、心に刺さってくるものがあるものと思われます。

 私は、人との話を弾ませる要素として、「笑顔」「話題」「相づち」「どうして?」「共感」があると思っています。「笑顔」は相手の警戒心を解きます。「話題」は、当たり障りのないものから始めます。「相づち」は潤滑油です。「どうして?」は、相手との距離を縮めます。「共感」は、会話の次の機会を保証します。

 三ノ宮くんと初めて会話した時、この5つの要素が、すでに備わっている人だなと思いました。さらに三ノ宮くんには、「相手を思いやる感性」まで内包されているのでは、とも感じました。三ノ宮くんを追います。

(つづく)