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◇愛情教育、この指とまれ◇その404◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.64 竹澤 伸一

 「高校生の時まで、私はかなり引っ込み思案でした。でも、名産大に来て、『自ら動く』『自ら聴く』ことが、ずいぶんできるようになりました。」こう語るのは、原田周弥(ハラダ シュウヤ)くん。竹澤(私)ゼミ生の、5人目の登場です。

 原田くんは、愛知県内の落ち着いた町の出身。ただし、近年、工業化が進んだ面もあり、その変化も体感して、名産大を選択したところがあります。つまり、「やはり、これからも、世の中はビジネススキルを身に着けた者が生き残れる。」と感じての、「現代ビジネス」の追究という目的からです。

 「ずいぶんと大人しい学生だな。」私が原田くんと会った、最初の印象です。「私(のゼミ)は、色々な面で厳しいよ。」と面談で伝えた時、原田くん、一瞬怯んだように見えました。でも、とてもきれいな目で私を見返してきたので、「これは大丈夫」と思ったのを、よく覚えています。

 「名産大に入学した頃は、授業や教養ゼミで質問したいことがあっても、なかなか言い出せないでいました。でも、今となっては、そんな自分が思い出になっています。」

 大学生の中には、担当の教員とのコミュニケーション不足によって、単位を落としてしまう人もいます。原田くんも1・2年生の頃は、少しその傾向があったようですが、今では微塵も感じさせません。しばらく原田くんを追います。

(つづく)