NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その416◇明日への飛躍をめざして 名産大3年生物語 vol.76 竹澤 伸一

 「一流の選手だった方は、授業内容も一流なんですね。」井下田尚之くんは、感心したように言います。「だって、ご自分で実践して、世界的に大活躍をして、それを授業に落とし込んでいるわけだから、説得力が根本から違いますよね。」井下田くんは、憧れに近い感情を持っているようです。

 その授業とは、「スポーツ経営学」「スポーツ社会学」「コーチング論」。本連載に度々登場する、平井一正先生の科目です。なにしろ平井先生、オリンピアンでレジェンドであり、監督・コーチとして、数々の名選手を育成しているので、授業の中身と深みが違います。

 井下田くん、おそらく日々のトレーニングの中に、「平井理論」とも呼べるようなものを、ふんだんに取り入れているはず。そしてそれによって、自分の心身が変化しているのを実感しているのでしょう。「自分をこれだけ変えられるのだから、自分以外の人へのコーチングにも、応用が利くはずだ。」と確信しているに違いありません。

 平井先生の授業は、単にパーソナルなコーチングに止まりません。「スポーツビジネス」の展開に、そのままつながる、経営学の視点が次々に登場します。井下田くんにとって、卒業研究の「視点」のヒントになる内容や考え方、そして事例が、たくさん盛り込まれているのです。授業と卒研の連動。名産大には、その種(たね)が豊富にあります。

(つづく)