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◇愛情教育、この指とまれ◇その439◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.9 竹澤 伸一

 春先に授業で出会った時、中曽響くんは、「今、色々迷っています。」と 告げました。4年生になったばかりでしたが、「迷い」の根源は、ご自分の進路のことかなと察せられました。

 その次に、中曽くんが発した言葉が、今でも私の耳に、言霊(ことだま)のように残っています。「どこに目標とか、照準とかを定める前に、自分には、もう少し学びが必要なのだと痛感するようになりました。だから、今、目の前にある課題に、必死に食らいついて、1つ1つ解決していきたいと思います。」

 中曽くん、あなたのおっしゃる通りです。私も、たぶん読者の皆さまも、目の前にある課題に、必死に食らいついて、もがいていくしかないと思います。 私は、中曽くんから、とてつもなく大きなものを学ばせていただいた思いです。

 で、中曽くん、「脱皮」を繰り返し、色々なところから「成長マインド」を身に着けて、まさに成長企業に、就活内定を果たしました。中曽くんが、お世話になる会社は、「会社を元気にする会社」です。業務は多岐にわたっていて、IT系、セキュリティ系、そして環境系等のソリューション(問題解決)に長けています。

 最初は、サッカー一辺倒で入学を果たした感のある中曽くんでした。それが、人間の「幅」を広げて、「語彙力」を磨きました。そして、多種多様なビジネスの在り方に触れる中で、ご自分の適性に気づかれたのだと思います。

 おそらく社会人となった中曽くんは、更なる脱皮を果たすことでしょう。再会を期したいと思います。

(つづく)