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◇愛情教育、この指とまれ◇その450◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.20 竹澤 伸一

 「私は、基本、誰とでも分け隔てなく話すことができます。このことは、少し自慢しても良いのではないでしょうか。」北村将(キタムラ ショウ)くんは、笑顔を見せながら話します。「自分とは、もしかしたら合わないかもと思える人でも、とにかく話を聞きます。そうすれば、必ず打ち解けられます。」

 北村くんは、隣県から愛知県の高校に、サッカーで武者修行し、名産大サッカー部にご縁を得て入学しました。持ち前の溌剌プレーで、チームを鼓舞し続けています。

 ここで、北村くんを通して、スポーツコミュニケーションについて考えてみます。キーワードは、「ワクワク感」「目標設定」「主体的」「関わりのハードル」の4つです。

 北村くんを見ていて思うのですが、練習時間が迫ってくると、北村くんの中に「ワクワク感」が高まっているのを感じるのです。サッカー自体の面白さもあるのでしょうが、みんなとプレーできる楽しさを感じているのではないでしょうか。

 北村くんは、言葉の端々に、「〇〇を〇〇したい」と語ります。1人でというより、仲間でという語り方をします。これが「目標設定」。しかも北村くんは、そこに「主体的」に関わっていきます。

 最後に、北村くんは「関わりのハードル」を下げるのが、大変上手だと思います。この不思議な言葉については、次回に。

(つづく)