NSU News

◇愛情教育、この指とまれ◇その504◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.4 竹澤 伸一

実は、名産大の「学生による授業評価アンケート」には、数字だけではなく、最後に自由記載による感想欄があるのです。

ある授業の感想欄に、こう記されていました。「サイトがおもったより簡単につくれてたのしかった。」ふむふむ。こういう感想が出てくる授業は「アクティブラーニング」の臭いがする。さっそくリサーチ開始です。

で、さらに「実は」があります。「授業評価アンケート」は、もちろん匿名なので、このコメントをどの学生が書いたのかは分かりません。でも、この授業を誰が履修していたのかは、教員なら閲覧可能な「出席情報」や「履修カルテ」から、簡単にたどることができます。そこで、さらにリサーチ。いました、いました。何人かの面識のある学生たちが。中にはラインでつながっている学生も。さっそくアクセス。

「あのさ、こんなコメントが書いてある授業があるんだけど、受けてみてどうだった?」

「HTMLの基礎」「CSSの基礎」を学んだ後、サンプルサイトをいったん制作して、課題制作に移行。数人の学生に聞いてみたところ、「ハードな部分はあったけど、実習中心なので楽しかった。」「課題ができあがって達成感があった。」という返事がありました。実習、演習型の典型的な「アクティブラーニング」です。

読者の皆さま、私はあえて授業名も担当教員名も書いていません。もし興味がおありでしたら、名産大のホームページから「シラバス」を検索していただければ、意欲的な授業内容が目に飛び込んできますよ。

(つづく)