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◇愛情教育、この指とまれ◇その516◇アクティブラーニングはやっぱり学生が主役 vol.16 竹澤 伸一

本連載に対して、時々メールをくださる、ある高等学校の商業科の先生から、実に丁寧なメールでのお便りをいただきました。

「(前略)実務家のゲストティーチャーがふんだんに登場する授業、とてもうらやましいです。あえて下賤な言い方をするなら、ふだんなら有料でお話を聞くべき相手なのに、授業の中で無料で聴講できるのですから。(中略)それにしても弁護士、社会保険労務士、中小企業診断士、税理士とは、実に贅沢な布陣ですね。名産大の学生さんは、どれだけ『お得感』を感じていらっしゃるのでしょうか。実務家の皆さまが持ってこられる「ショートケース」は、作り事ではなくリアルな事例ですよね。授業の中で、シミュレーションができ、それに基づいてディスカッションができる環境は、何度も言いますが、実にうらやましいと思います。(中略)自分が勤務する高校は、制限つきですが在校生にアルバイトを認めております。ただ、トラブルが皆無というわけにはいきません。『ブラックバイト』の実態がわかり、学校が乗り出す場面もあります。名産大のように、事前対策にも応用がきく講座(授業)ができれば良いのでしょうが、なかなか
簡単にはいきません。(中略)スタバやドトール、セブンにユニクロですか。事例研究のラインナップがすばらしいですね。この授業を企画されている教員の方が、学生さんの生活実態をきちんと把握されている証拠ですね。(中略)たぶん関連する別の授業なのでしょうが、企業の法務面や財務・会計面をグループワークでつかんでいくプロセスもいいですね。参考にさせていただきながら、少しでも近づけたいと思います。」

N先生、いつもありがとうございます。このメールを励みにして、名産大は実践教育を展開してまいります。

(つづく)