格差社会を生き抜く社会人基礎力

2011年6月13日
コラム就業歳時記

 私達は現在、かつてない格差社会を生きていると言っても過言ではない。一昔前までは、格差社会と言えば、国家間や地域間の経済格差、個人や家族間で言えば、貧富の格差、社会的・政治的地位の格差があったと思うが、戦後、日本国民の多大な努力によって真の民主主義が定着し、国民の間の社会的・政治的地位の格差が完全になくなり、貧富の格差もかなり小さくなった。

 しかし、情報化社会の普及、経済のグローバル化、少子高齢化やゆとり教育(?)などによって新たな経済格差や貧富の格差、情報格差、コミュニケーション力の格差等等が加わり、多次元の格差社会が到来したのである。そういう意味では、どう考えても格差社会の到来は避けられないし、その良し悪しはともかく、現在の多次元格差社会を生き抜くための能力こそ、私の社会人基礎力であると考える。

 「私の社会人基礎力」を向上させるためにできることは限られているが、インターネットや次々と登場する情報ツールを活用して必要な情報を収集できる情報収集能力、収集した情報の信憑性や有用性を判断できる情報分析能力、価値のある知識や情報を必要としている人に的確に発信できる情報発信能力、獲得した知識や情報を自分の日常生活や教育研究に有効に活用できる応用能力、激変する現代社会に柔軟に対応できる適応能力の向上に力を入れていきたい。

大学広報ワーキンググループ 福田ムフタル

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