◇愛情教育、この指とまれ◇その630◇名産大のキャリア支援の今をお伝えします。 vol.10竹澤 伸一

「名産大のキャリア支援の今」の連載を、今回でいったん終了します。理由は2つ。1つは、名産大のとびっきり元気な2年生が、「竹澤先生、私たちの連載はまだですか?」と、連日のようにせっついて(笑)くること。もう1つは、読者の皆さまからも、2年生の連載への要望が日増しに高まっていることです。

さて「キャリア支援の今」の現状。「ES・履歴書講座」から1か月余経ちました。

「夏季企業インターンシップに必要なので、ESのご指導をお願いします。」という依頼が、連日続いています。現4年生の就活が、ピークから一段落がついた今、早くも3年生に動きが始まっています。

読者の皆さまも、よくご存知の通り、日本では、年度末・年度当初の「新卒一括採用」が、遠からず消えゆく運命にあると言われています。つまり、特に大学生においては、大学入学後のどのタイミングにおいても、就活が可能となってくるのだと思います。大学生にとっては、これはキツイことかも知れません。「大学に入れたし、とりあえず遊ぼうか。」ができにくくなります。衆議院議員ではありませんが、「常在戦場」の大学生活になるのかも知れません。

実は、私が名産大生に対して、口癖のように言っている言葉があるのです。「大学に入った以上、元を取ろうね。」名産大生に限らず、大学生は決して安くない学費(学納金)を納めて、大学に通っています。そして、四大の場合、最短で4年間、人生の貴重な10代から20代の月日を過ごすのです。「他人がやらないこと」も含め、「元を取る」ために、何かを主体的にやってほしいと思います。それが「結果として」、「自己PR」の内容を充実させることにつながります。

もう少しで、名産大名物の「3か月長期インターンシップ」から学生が帰ってきます。どれだけ「化けて」帰ってくるか楽しみです。

(つづく)