実践学習でヒット商品開発!?/特産イチジク題材に

2011年5月30日
取り組み報告

  尾張旭市観光協会の広報企画室長、今井敦子さんが5月23日、同市の特産イチジクをテーマに本学で出張講義をしました。内山哲治教授の専門科目「マーケティング・コミュニケーション論」を受講する3、4年生約170人が、イチジクを使った商品提案に取り組みます。

イチジクについて説明する今井敦子さん 
【写真1】=イチジクについて説明する今井敦子さん

 文科省の就業力育成支援事業の採択に伴い今年度から試行的に始まった実践学習(PBL)の一環。フルハシ環境総合研究所の環境経営プロデューサー、徳永重生さんに続く第2回目の外部講師として招かれました。

 同市の生産農家は商品リスクの高い朝採り完熟出荷にこだわり、他産地と差別化。同協会では、フードアナリストでもある今井さんらがワインや酢などを企画し、イチジクの消費拡大を後押ししています。

 今井さんは講義で植物特性や魅力、市内の生産体制などを解説。ヒット商品の開発事例を紹介したうえで「売れる仕組みにはそれぞれ共通性があります。それを探りながらものづくりを楽しんで」と激励しました。

  学生たちは今後、16チームに分かれて商品開発や価格設定、販促などの販売戦略を練ります。提案の優れた上位3チームを今井さんが審査し、優勝チームを決定します。内山教授は「実際に製品化されればうれしい」と期待を込めました。

 この日は、地元の「グリーンシティ・ケーブルテレビ」とコミュニティFM「RADIO SANQ」が講義の様子を取材しました。

ケーブルテレビのスタッフからインタビューされる学生
【写真2】=ケーブルテレビのスタッフからインタビューされる学生

文部科学省WEBサイト

大学生の就業力育成支援事業
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/shugyou/1292891.htm

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