今気づいたことを大切に!
- 2011年8月9日
- (コラム就業歳時記)
先月、幅広く活躍されている経営と環境のコンサルタントの方に、大学2年生を対象に今後のキャリア形成や進路について、講話いただきました。
自分自身はこんな経験があっただろうか?
高校から大学の学科を選択するときには、読書をとおして、疑似就職体験をし、自分の希望する職業に就くためには、何を勉強しなければならないかを考えました。しかし、大学入学後は、適性試験も学校で準備されたのではなく、友人数人と公共施設で受けました。
大学4年になって研究室に配属され、先輩との交流がはじまり、実験技術を教わるなかで先輩からどんな就職状況であるかを聞き、自身の将来について本格的に考え始めました。まだ、インターンシップが準備されている大学は少なく、私の大学では機会がありませんでした。
今では、様々な就職に向けたプログラムが準備され、それらを活用することもできますが、重要なのは学生自身の考え方です。「自分の夢は?」「現状は?」「就職後の路は?」を種々の媒体(映画、TV、読書など)をとおして、疑似体験したり、方向性を明らかにしたりすることによって、社会人となる前の準備ができます。就職というと緊張してしまいますが、学校で準備されているプログラムに参加する以前に、毎日の生活から得るものや気がつくことがあります。その瞬間に重要だと感ずることを大切にしましょう。
社会人基礎力・学部教育部会 成田暢彦