様々な試練前提に社会人教育を
- 2011年8月22日
- (コラム就業歳時記)
大学へ入学することが社会人への第一歩であることは、今も昔も変わらない中で、昨今の不景気に起因する就職難が、大学における教育研究に少なからず影響を及ぼすのではないかとの危惧も拭いきれないものがある。
私が社会人になった直後の1974年にオイルショックが発生し、民間企業は勿論のこと、公務員の採用者数も大きく減少した時代であった。あれから40年近くが経過し、我が国の景気がリーマンショックから回復しようとした矢先に東日本大震災に見舞われてしまった。人的要因であるか自然的要因であるかに拘らず、社会人であるからには様々な難関に直面することは避けられないことであり、そのことを前提として社会人としての気質を培っていくことが、今日の大学にも求められているように思えるのである。
学生支援推進部会 加藤哲男