外国語と就業力

2011年10月17日
コラム就業歳時記

 私達は現在、地域や国家間の経済格差、個人や家庭間の貧富の格差、情報格差、コミュニケーション力の格差などを含むかつてない格差社会を生きており、それについては前回のコラムで述べたところであるが、今回は、その中のコミュニケーション力に関係のある外国語について違った観点から取り上げることにする。

 周知の通り、経済、社会、科学技術といった様々な面でグローバル化が急速に進み、人や物の流れだけでなく、情報、資本なども国境を越えて活発に移動し、国際的、あるいは地域的な相互依存関係が深まっているのと同時に、全世界を舞台にした経済競争が激化し、それに対する挑戦が求められている。その顕著な動向として日本国内における外国人社員採用の急速な増加、社内での英語教育の重視、更には英語を将来の社内公用語にすると宣言する企業の増加などが挙げられる。

 以上のような状況の他にも、国際的な理解と協調だけではなく、企業の経済活動や個人の様々な営みにまで、人々が国際的に流通する商品やサービス、様々な国際的な活動などに接触し、参画する機会が増大しており、それによって誰もが世界において活躍できる可能性が広がっている。また、今日のIT革命の進展により、日常生活から経済活動にまであらゆる活動において、知識と情報がその原動力として展開される知識社会に移行しようとしており、知識や情報を入手し、理解し、さらに、発信、対話する能力が強く求められている。

 従って、これからの時代では、英語をはじめ、外国語を習得することは、これまで以上に自分の就業力を上げる上で欠かすことのできない要素になることは言うまでもないし、名古屋産業大学では、そのニーズに答えるべく、色々な取り組みを実施しているところである。学生諸君には是非基礎知識や専門知識の他に、外国語の習得にも力を入れて頂きたい。

大学広報ワーキンググループ 福田ムフタル

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