働くことの幸福感について

2011年11月21日
コラム就業歳時記

 自分が希望する職業につくことが大変厳しい今日の状況のなかで、やっと就職しても本当に働くことの喜びや幸福感を感じられているのだろうかと、卒業生を送り出した後も、気がかりな日々を送ることがある。これまでに研究室に近況報告をしに来てくれた卒業生もいるが、卒業式以来、全く音信不通の卒業生も少なくない。 

 社会の荒波は当然のように厳しいものであり、全ての人が幸福感に浸りながら働いているなどとは考えられない。しかしながら、社会にデビューする際には、夢と希望を抱いて歩き出して欲しいし、その夢と希望を実現するために努力し続けて欲しいと思う。そのためのツールの一つとして資格取得を勧めているが、取得した資格を活かして活躍できる分野は、思ったほど多くはないのかもしれない。 

 自分の経験から考えると、就職できたことはとても嬉しかったし、新採用で働いた職場の方々はとても親切にしてくださったので、働くということはこんなに幸福なことかと実感したものである。時代も職種も異なるが、日本の社会は、新人が働くことの幸福感を実感できるだけの力量を、今も持ち合わせていると考えたいのである。

学生支援推進部会 加藤哲男

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