思いやりと気配り

2012年1月20日
コラム就業歳時記

 「思いやり:他人の身の上や心情に心を配ること。」「気配り:あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。」(ともに大辞泉より。)10年以上前に比べると、これらの言葉はあまり使われなくなったように感じる。やや情緒的な言葉なので、昨今のドライな社会にはなじまない言葉なのかもしれない。いまは「想定内」とか「リスク管理」などと客観的な言葉が用いられる。しかし、人間社会では人間が相手なので、実は思いやりとか気配りというのが重要な局面が多い。人望のある人というのは、あれこれと気遣い、相手の立場を理解して行動できる人である。人と人のつながりが薄くなるとこうしたことがだんだんできなくなってくる。フェイスtoフェイスでも、ネットの世界でもよいから、人間と接する機会が必要だと感じる。電話が普及する前から、スマートフォンが普及する現在まで、家族や友人とコミュニケーションをとる時間がそれほど変わっていないという事実に少々安堵している。

高大連携・初年次教育部会 加藤悟

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