経営学と資格
- 2012年3月6日
- (コラム就業歳時記)
経営学とは、企業の経営の姿を、ヒト・モノ・カネといった側面から理解し、その将来を予測し、企業をより良い方向に導いていくための考え方と方法を学ぶ学問です。ヒトの組織については「組織論」、モノの販売については「マーケティング」、カネの調達・運用については「財務論」、カネの記録・報告については「会計学」で学ぶことができます。
経営学の資格の中で最も注目されている資格は中小企業診断士と税理士です。日本に存在している企業の大半は中小企業であり、その無数の中小企業が日本経済を支えています。その中小企業の経営コンサルティングを行っているのが中小企業診断士、中小企業の税務申告や税務相談を行っているのが税理士であり、どちらも経営学の資格です。これらの資格を取得するためには、大学で経営学を幅広く学ぶ必要があります。中小企業診断士では、財務会計、企業経営理論、経営法務、経済学について、税理士では、簿記、財務会計、税法の知識が必要です。どちらの資格も大変取得が難しい国家資格ですが、資格取得後は、独立開業や企業内での活躍が期待できる資格です。是非これらの資格取得をめざして、経営学の勉強を行ってください。
高大連携・初年次教育部会 松田 修