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【ゼミ活動紹介】菊華高校とのゼロカーボンスクールプロジェクト!

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。
今回は、環境ビジネスコースの専門ゼミナールの様子をお伝えします。


環境ビジネスコースの長谷川ゼミでは、菊華高校の普通科フードクリエイトコースと連携して、菊華高校の「ゼロカーボンスクール」の実現に向けた環境学習及び里山の保全・活用に取り組んでいます。5~6月のゼミで高校生と行った活動の様子をお伝えします。

このプロジェクトにおいては、菊華高校の校庭の緑とキクタケスポーツヒルズの里山によるCO₂吸収量が、菊華高校の電力使用によるCO₂排出量を上回る様に、省エネ活動やエコ改修によるCO₂排出量の削減にチャレンジして学校生活のカーボンニュートラルを目指します。

本年度の具体的取組としては、キクタケスポーツヒルズの里山のCO2吸収量を樹木の現地調査によるデータに基づき、算出します。算出方法については、和歌山県などの自治体が公表している簡易的な算出方法、農林水産省林野庁によるJ-クレジット制度における算出方法、および米国農務省フォレストサービスと The Davey Tree Expert Company が開発・提供しているi-Tree Ecoにおける算出方法を用いて、比較検討します。

本プロジェクトにおいてはまた、キクタケスポーツヒルズの植生調査を行い、里山の保全・活用を目的とした里山植物を用いた新たなスイーツメニューの開発やキクタケスポーツヒルズの自然共生サイトへの登録も進めていきます。キクタケスポーツヒルズには東海地方を特徴づける希少な植物や名古屋の丘陵地では稀な植物などが確認されています。

参加している学生は、温暖化対策や里山の保全・活用について、現場の管理状況や生態系の特徴を把握した上で、具体的に課題や対応策を考えられるようになります。


環境ビジネスコースでは環境をビジネスの視点で学修し、環境マネジメントのプロを目指します。キャンパス内の学修だけではなく、地域連携などキャンパス外での学びも大切にしています。