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植物の光合成実験を通じた探究的学習支援 ― 旭野高等学校との連携授業を実施

愛情教育と実践教育で学生を応援する名古屋産業大学(MEISAN)。今回は、旭野高等学校での植物の光合成実験を通じた探究的学習支援を紹介します。


授業風景1

授業風景2

授業風景3

授業風景4

本学がカーボンニュートラルを探究する学習活動を支援している尾張旭市の愛知県立旭野高等学校において、2月2日、「植物の光合成実験と学習支援システムの活用」と題した連携授業を実施しました。本授業は、環境ビジネスコース教員の岡村聖教授が担当しました。

本授業は、正課科目「総合的な探究の時間」として実施され、あいち銀行のSDGs私募債を活用し、同市内の株式会社環境設計から寄贈された6セットのCO₂濃度測定器および光合成実験用ケースを活用しました。

当日は18名の生徒が6グループに分かれ、校内を巡回しながら、CO₂吸収量が多いと見込まれる植物をそれぞれ採取しました。採取された植物は、クスノキ2グループ、クロガネモチ2グループ、ツバキ1グループ、シャクナゲ1グループでした。

教室に戻った後、各グループは採取した植物を実験ケースに入れ、太陽光を10分間照射する光合成実験を行いました。待ち時間の10分間には、名古屋市守山区の菊華高等学校における「ゼロカーボンスクール」探究活動の事例紹介を通じて、学校生活におけるカーボンニュートラルの探究について理解を深めました。

実験後のCO₂濃度変化を確認したところ、6グループ中5グループでCO₂濃度の低下が見られ、1グループでは逆にCO₂濃度が増加する結果となりました。
生徒からは、
・「赤い実がたくさんついた元気そうなクロガネモチで、なぜCO₂濃度が増えたのか」
・「同じ植物でも、グループによって結果が異なるのはなぜか」
・「実験時間をもう少し長くすれば、結果は変わったのではないか」
といった多くの疑問が挙げられました。

今回の活動を通じて、生徒は、体験的な活動から生まれた疑問を次の探究的な学習における「課題の設定」につなげ、今後の「情報収集」「整理・分析」「まとめ・発表」へと発展させていく、探究的な学習プロセスの具体的なイメージをつかむことができました。

今年度は今後、本学と連携しながら、「校庭の樹木データベースの作成」および「樹木のCO₂吸収量の可視化」に取り組む予定です。
予測困難な時代を生きる生徒の皆さんにとって、今回の学びが次の探究につながる貴重な経験となることを期待しています。



環境ビジネスコースでは、環境をビジネスの視点で学修し、環境マネジメントのプロを目指します。キャンパス内での学修だけでなく、地域連携などキャンパス外での実践的な学びも大切にしています。