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◇愛情教育、この指とまれ◇その292◇名産大2年生の成長物語をお届けいたします。 vol.32 竹澤 伸一

 「名産大2年生の成長物語」を10人分お届けいたしました。「新入生の連載」から「履歴書講座」を経て、「2年生の連載」に移行した直後、徐々に増えつつあるメールの中に、「ある方」のメールを見つけました。

 読者の皆さま、覚えていらっしゃいますか?「その253・254」でご紹介した、「難病で逝った、ある高校生の親」様のことを。今回のメールでは実名を名乗られ、現在の心境を綴られていらっしゃいます。

 「(前略)2年生の皆さまの連載が始まりましたね。〇〇(息子さんのお名前)の1年先輩の方々ですね。貴大学で1年を過ごすと、こんなにも成長されるものなのですね。(中略)〇〇が3月に亡くなって、私は正直、しばらく立ち上がることができないでいました。夫も妹も、毎日泣いていました。そんな私たち家族を、少しずつ慰めてくださったのが、この指とまれの連載でした。〇〇と同学年の1年生が、貴大学で頑張っていらっしゃる様子を想像して、何となく〇〇と重ねるようになってまいりました。(中略)そして今度は、〇〇の1年先輩の方々の連載。〇〇が、貴大学に入学できていたら、先生方や同級生、先輩の皆さんの中に混じって、少しは成長できたのかな、と想像しています。それだけ、皆さんは、お互いに仲良しで、温かい生活を送っていらっしゃるのでしょう・・。」

(つづく)