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◇愛情教育、この指とまれ◇その467◇まもなく社会人 名産大4年生物語 vol.37 竹澤 伸一

  「自分の将来ですか?」一瞬、坂口和馬くんは遠くを見つめました。「金融の世界に身を置きますが、とにかく多動的に生きます。手を出せるものには、何にでもトライしたいと思います。」

 一呼吸置いて、話は続きます。「若いうちに稼げるだけ稼ぎたいと思っています。そして、ポートフォリオマネジメントを身に着けて、有意義な生活を送りたいと思っています。」

 読者の皆さま、「ポートフォリオマネジメント」ってご存知ですか?資産運用や経営資源の配分のことです。坂口くんは、何せ金融のプロになるのです。当然、いずれは自らも投資家になるつもりなのでしょう。

 では、投資先は?不動産、債券、株式、投資信託、FX等々。手慣れた投資家なら、自己資産の投資先を、最適解を考えながら分散します。単純に言えば、この最適解を導き出すのが「ポートフォリオマネジメント」のことです。坂口くんは、金融の専門知識を活用して、個人投資家をめざしているのでしょう。

 かつて、ある著名な方が、「知は力なり。」と言いました。金融の知識は、これからの高度情報化社会を生き抜いていく上で、1つの有力な武器になります。

 かく言う私も、個人投資家の一面を持ち合わせています。「投資は科学」であり、決して無謀なものではないとも思っています。坂口くんがどのような人生を歩まれるかわかりませんが、可能な限りモニターしたいと思っています。

(つづく)